2024年10月ノーベル文学賞を韓国の女性作家韓江(ハン・ガン)さんが受賞しました。
ノーベル文学賞はアジア女性では初受賞ということです!
そんな韓江(ハン・ガン)さんのどんな人なのか(経歴や代表作など)や結婚、子供いついてもまとめました。
【画像】ノーベル文学賞の韓江(ハン・ガン)はどんな人?
スウェーデン・アカデミーは2024年10月10日「2024年ノーベル文学賞」を、
韓国の作家ハン・ガンさんに授与すると発表しました。
2024年ノーベル文学賞:韓国の作家・韓江(ハン・ガン)
賞金:1100万スウェーデンクローナ(約1億5700万円)
授賞理由
ハン・ガンさんは受賞を全く予期してなかった!
ハン・ガンさんは、息子と夕飯を終えたばかりで普通の1日を過ごして時に、受賞の知らせを聞いたそうです。
受賞は「全く予期していなかった」と語っていました。
wiki風プロフィール
名前: 韓江 (Han Kang)ハン・ガン
生年月日: 1970年11月27日
出生地: 韓国 光州広域市
現住所: 韓国 ソウル
1993年文壇デビュー
1989年、豊文女子高等学校を卒業
1993年、延世大学校国文科卒業
- 1995年「麗水の愛」
- 2000年「私の女の果実」
- 2002年「あなたの冷たい手」
- 2005年「黒い鹿」
- 2005年「蒙古斑」(2005年李箱文学賞大賞を受賞)
- 2007年「菜食主義者」(2016年ブッカー国際賞を受賞)
- 2010年「風が吹く、行け」
- 2011年「ギリシア語時間」
- 2012年「黄色模様永遠」
- 2013年詩集「引き出しに夕方をしまっておいた」
- 2014年「少年が来る」(2017年マラパルテ文学賞を受賞)
- 2016年「白い」
- 2021年「別れを告げない」
「菜食主義者」(2016年ブッカー国際賞を受賞)
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-
3人の目を通して語られる連作小説集。
「少年が来る」(2017年マラパルテ文学賞を受賞)
1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。
生い立ち
韓江さんは、文学的な家庭環境で育ちました。
彼女の父親である韓勝源(ハン・スンウォン)は著名な作家であり、その影響で彼女も早くから文学に興味を持つようになりました。
家には常に本があふれ、父親の執筆活動を間近で見ることで、自然と物語の世界に引き込まれていきました。
父・韓勝源とは?
韓国を代表する作家
- 名前: 韓 勝源(ハン・スンウォン)
- 生年月日: 1939年10月13日
- 徐羅伐(ソラボル)芸術大学文芸創作科を卒業
- 受賞歴: 1980年「구름의 벽 (雲の壁)」韓国小説文学賞
現代文学賞、韓国文学作家賞、李箱文学賞、大韓民国文学賞、韓国小説文学賞、韓国海洋文学賞、韓国仏教文学賞、米国桐山環太平洋図書賞、金東里文学賞など受賞多数
- 安宇植訳「トンネル」『韓国現代短編小説』新潮社、1985年
- 安宇植・安岡明子訳『塔』角川書店、1989年
- 姜尚求訳「海神の沼」『韓国の現代文学 5』柏書房、1992年
- 井手俊作訳『月光色のチマ』書肆侃侃房、2020年
小説家デビュー
1993年、季刊『文学と社会』で『ソウルの冬』等の5編の詩で文壇デビュー
なぜ小説家になろうと思ったのか?
大学時代に受けた創作講座が、韓江さんが作家になるきっかけとなりました。
講座で彼女は、自分の内面的な感情や思考を表現する楽しさを見出しました。
また、韓国の歴史や社会問題について深く考える機会を得たことが、彼女の作家としての視点を形成しました。
有名作家へ
文壇デビューの翌年1994年に小説家として一躍名をあげます。
1994年、『ソウル新聞』新春文芸に短編『붉은 닻(赤いアンカー)』が当選
2005年『몽고반점(蒙古斑)』で韓国で最高峰とされる李箱(イサン)文学賞を受賞。
『菜食主義者』は国際的な評価を得る!
2016年『채식주의자 (菜食主義者)』が国際ブッカー賞を受賞したことで、彼女の国際的な評価は飛躍的に高まりました。
2007年に発表「菜食主義者」
・英語版「the vegetarian」で2016年、英国の国際ブッカー賞をアジアの作家で初めて受賞。
この作品は、彼女の詩的な文章と深い洞察力を象徴するものであり、多くの読者に感動を与えました。
韓国での評価
- 韓江さんの作品は、韓国内で累計約500万部以上が売れています。
- 彼女の作品は中学・高校の教科書にも取り上げられており、若い世代にも広く知られています。
世界での評価
- 韓江さんの作品は、英語、フランス語、日本語など20以上の言語に翻訳されています。
- 世界中で彼女の作品は累計約1000万部以上が売れています。
日本での評価
- 日本でも韓江さんの作品は高い人気を誇り、累計約100万部以上が売れています。
- 特に「菜食主義者」は日本でもベストセラーとなり、多くの読者に親しまれています。
韓江(ハン・ガン)の結婚や子供
韓江さんは夫と息子がいます。
夫について
夫は文学に関わる職業に従事しています。
彼らは互いに理解し合い、支え合うパートナーです。
いつ結婚したのか?
彼女は大学卒業後、作家としてのキャリアを築き始めた頃に結婚しました。
子供は?
一人の息子がいます。息子もまた、文学や芸術に興味を持っているとのことです。
まとめ
ノーベル文学賞の韓江(ハン・ガン)wikiプロフ!結婚や子供は?についてまとめました。
韓江(ハン・ガン)さんはアジア人初のノーベル文学賞を受賞した韓国人作家です。
1970年生まれで、2007年に発表した小説「菜食主義者」が国際ブッカー賞を受賞したことで、彼女の国際的な評価は飛躍的に高まりました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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