【画像】ノーベル文学賞作家のハン・ガンはどんな人?結婚や子供も

【画像】ノーベル文学賞の韓江(ハン・ガン)wikiプロフ!結婚や子供は?

2024年10月ノーベル文学賞を韓国の女性作家韓江(ハン・ガン)さんが受賞しました。

ノーベル文学賞はアジア女性では初受賞ということです!

そんな韓江(ハン・ガン)さんのどんな人なのか(経歴や代表作など)や結婚、子供いついてもまとめました。

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目次

【画像】ノーベル文学賞の韓江(ハン・ガン)はどんな人?

スウェーデン・アカデミーは2024年10月10日「2024年ノーベル文学賞」を、

韓国の作家ハン・ガンさんに授与すると発表しました。

2024年ノーベル文学賞:韓国の作家・韓江(ハン・ガン)
賞金:1100万スウェーデンクローナ(約1億5700万円)

授賞理由

「作品のなかで、過去のトラウマや、目には見えない一連の縛りと向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにした」

「彼女は肉体と精神のつながり、生ける者と死者のつながりに対して独特の意識を持っており、詩的かつ実験的な文体で、現代の散文における革新者となった」

ハン・ガンさんは受賞を全く予期してなかった!

ハン・ガンさんは、息子と夕飯を終えたばかりで普通の1日を過ごして時に、受賞の知らせを聞いたそうです。

受賞は「全く予期していなかった」と語っていました。

参考:
ノーベル文学賞を受賞した日本人は、川端康成さんと大江健三郎さん

wiki風プロフィール

名前: 韓江 (Han Kang)ハン・ガン
生年月日: 1970年11月27日
出生地: 韓国 光州広域市
現住所: 韓国 ソウル
1993年文壇デビュー

韓江 (Han Kang)ハン・ガンの学歴

1989年、豊文女子高等学校を卒業
1993年、延世大学校国文科卒業

韓江 (Han Kang)ハン・ガンの代表作
  • 1995年「麗水の愛」
  • 2000年「私の女の果実」
  • 2002年「あなたの冷たい手」
  • 2005年「黒い鹿」
  • 2005年「蒙古斑」(2005年李箱文学賞大賞を受賞)
  • 2007年「菜食主義者」(2016年ブッカー国際賞を受賞
  • 2010年「風が吹く、行け」
  • 2011年「ギリシア語時間」
  • 2012年「黄色模様永遠」
  • 2013年詩集「引き出しに夕方をしまっておいた」
  • 2014年「少年が来る」(2017年マラパルテ文学賞を受賞
  • 2016年「白い」
  • 2021年「別れを告げない」

「菜食主義者」(2016年ブッカー国際賞を受賞)
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-
3人の目を通して語られる連作小説集。


「少年が来る」(2017年マラパルテ文学賞を受賞)
1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。

生い立ち

韓江さんは、文学的な家庭環境で育ちました。

彼女の父親である韓勝源(ハン・スンウォン)は著名な作家であり、その影響で彼女も早くから文学に興味を持つようになりました。

家には常に本があふれ、父親の執筆活動を間近で見ることで、自然と物語の世界に引き込まれていきました。

父・韓勝源とは?

韓国を代表する作家

  • 名前韓 勝源(ハン・スンウォン)
  • 生年月日: 1939年10月13日
  • 徐羅伐(ソラボル)芸術大学文芸創作科を卒業
  • 受賞歴: 1980年「구름의 벽 (雲の壁)」韓国小説文学賞
    現代文学賞、韓国文学作家賞、李箱文学賞、大韓民国文学賞、韓国小説文学賞、韓国海洋文学賞、韓国仏教文学賞、米国桐山環太平洋図書賞、金東里文学賞など受賞多数
日本語で読める作品
  • 安宇植訳「トンネル」『韓国現代短編小説』新潮社、1985年
  • 安宇植・安岡明子訳『塔』角川書店、1989年
  • 姜尚求訳「海神の沼」『韓国の現代文学 5』柏書房、1992年
  • 井手俊作訳『月光色のチマ』書肆侃侃房、2020年

小説家デビュー

1993年、季刊『文学と社会』で『ソウルの冬』等の5編の詩で文壇デビュー

なぜ小説家になろうと思ったのか?

大学時代に受けた創作講座が、韓江さんが作家になるきっかけとなりました。

講座で彼女は、自分の内面的な感情や思考を表現する楽しさを見出しました。

また、韓国の歴史や社会問題について深く考える機会を得たことが、彼女の作家としての視点を形成しました。

有名作家へ

文壇デビューの翌年1994年に小説家として一躍名をあげます。

1994年、『ソウル新聞』新春文芸に短編『붉은 닻(赤いアンカー)』が当選

2005年『몽고반점(蒙古斑)』で韓国で最高峰とされる李箱(イサン)文学賞を受賞。

菜食主義者』は国際的な評価を得る!

2016年『채식주의자 (菜食主義者)』が国際ブッカー賞を受賞したことで、彼女の国際的な評価は飛躍的に高まりました。

2007年に発表「菜食主義者」
・英語版「the vegetarian」で2016年、英国の国際ブッカー賞をアジアの作家で初めて受賞

この作品は、彼女の詩的な文章と深い洞察力を象徴するものであり、多くの読者に感動を与えました。


韓国での評価

  • 韓江さんの作品は、韓国内で累計約500万部以上が売れています。
  • 彼女の作品は中学・高校の教科書にも取り上げられており、若い世代にも広く知られています。

世界での評価

  • 韓江さんの作品は、英語、フランス語、日本語など20以上の言語に翻訳されています。
  • 世界中で彼女の作品は累計約1000万部以上が売れています。

日本での評価

  • 日本でも韓江さんの作品は高い人気を誇り、累計約100万部以上が売れています。
  • 特に「菜食主義者」は日本でもベストセラーとなり、多くの読者に親しまれています。

韓江(ハン・ガン)の結婚や子供

韓江さんは夫と息子がいます。

夫について

夫は文学に関わる職業に従事しています。

彼らは互いに理解し合い、支え合うパートナーです。

いつ結婚したのか?

彼女は大学卒業後、作家としてのキャリアを築き始めた頃に結婚しました。

子供は?

一人の息子がいます。息子もまた、文学や芸術に興味を持っているとのことです。

まとめ

ノーベル文学賞の韓江(ハン・ガン)wikiプロフ!結婚や子供は?についてまとめました。

韓江(ハン・ガン)さんはアジア人初のノーベル文学賞を受賞した韓国人作家です。

1970年生まれで、2007年に発表した小説「菜食主義者」が国際ブッカー賞を受賞したことで、彼女の国際的な評価は飛躍的に高まりました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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