麻生太郎副総裁が上川陽子外相への発言「美しい方といわない」など酷いと炎上!黒沢年雄さんも苦言。海外メディアからも侮辱発言に痛烈批判があがる。
追記:麻生太郎、発言を撤回!
麻生太郎の4つの失言とは?
1月28日、麻生太郎副総裁は福岡県芦屋町の講演で、上川陽子外務大臣について外見などを言及され、批判が殺到しています。
麻生 太郎(あそう たろう)
生年月日:1940年9月20日(83歳)
出身地:福岡県飯塚市
学習院大学政治経済学部卒業
1979年〜衆議院議員
2008年9月24日〜2009年9月16日:第92代内閣総理大臣
現在:副総裁
上川 陽子(かみかわ ようこ)
生年月日:1953年3月1日(70歳)
出身地:静岡県静岡市
東京大学教養学部卒業
ハーバード大学ケネディ・スクール修了
三菱総合研究所
2000年〜衆議院議員
2020年9月:法務大臣就任
2023年5月〜現在:外務大臣就任
麻生太郎の家系図はこちら>>
失言①美しくない
上川外務大臣のことを「美しい方とはいわない」と言う
「そんなに美しい方とは言わんけれども、堂々と話をして、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会うべき人に予約を取っちゃう」
失言②おばさん
上川外務大臣のことを、「おばさん」と呼ぶ
「俺たちから見てても、『このおばさんやるねえ』と思った」
失言③名前間違え「カミムラ」
上川氏(カミカワ)の名前を「カミムラ」と複数回間違える
失言④過去の女性外務大臣を忘れている
麻生さんは過去に女性の外務大臣はいないと言ってしまう。
過去の女性外務大臣を忘れている。
上川外務大臣について「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う」と発言
過去の女性外務大臣
2001年に田中眞紀子氏
2002年に川口順子氏
問題の発言の全文
麻生太郎副総裁の問題の発言の全文はこちらです↓
とても上川さんのことを評価していますが、失言と言われる箇所があって残念ですね。
昔より単純じゃなくなりました。国際関係はものすごく複雑になっております。それが今の世の中なんであって、政治はその中にあって、外交としていろいろな問題を対応させていただいております。
その中で、例えば、今女性というものであれば、今の外務大臣はカミムラ陽子。女性ですよ。女性が日本の外務大臣になった例は過去にない、と思います。
しかし、このカミムラ陽子は、大したもんだぜ、これは。俺たちから見てても。「ほー、このおばさんやるね」と思いながら、こないだニューヨークへあったけども、少なくとも、そんなに美しい方とは言わんけれども、間違いなく堂々と話をして、英語ももちろんきちっと話をし、自分で予約から何から、外交官の手を借りながら「ああ、私がやるからいい」、自分でどんどん、会うべき人たちは自分で予約を取っちゃう。
そして「会うべきだ」、バッ。1週間の間にニューヨーク国連の総会の後、バタバタっとやってのけたのを見て、「はー、これは大したもんだ」、つくづく思いました。あんなことできた外務大臣、今までいません。
ぜひそういった意味で、新しいスターが、新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますね。ぜひ女性、若い人、こういった人たちを、我々は育てねばならなん。そういう義務と責任があるんだと思っております。
麻生さんは上川さんのことを、本来とても評価していますよね。
新しいスターとまで言っているし・・・
ただ言い方が・・麻生さんですね。
麻生太郎副総裁の公演の音声(共同通信より)
麻生副総裁の失言まとめ>>
上川陽子外務大臣の反応が大人!
上川陽子外務大臣は、麻生さんの発言について笑っていたそうです。
麻生氏の発言については、上川外相は周辺に「昔はもっとひどいこと言われたもの。麻生先生は何をたくらんで、わたしの名前なんて挙げたのかしら?」と話し、笑っていたという。
Yahoo newsより
上川さんは麻生さんの上をいきますね。すごいかっこいい反応です!
株を上げそうな気がします。
これって麻生さんの戦略・・・まさかね。
記者会見:1月30日記者会見では麻生太郎副総裁の講演に対して以下を述べていました。
「さまざまなご意見や声があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている」
共同通信より
「国民に理解され、国民から支持される外交を展開していくことに専心しており、これからも日々努力したい」
追記:発言を撤回
2月2日、麻生副総裁は自身の発言を撤回しました。
「上川大臣の功績を紹介する趣旨だったとは言え、容姿に言及したことなど表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯に受け止め、発言を撤回させていただきたい」
テレ朝newsより
発言の撤回しても批判はやみません。
海外メディアからの痛烈な批判
国内だけでなく海外メディアから痛烈な批判が広がっていて「日本政界におけるジェンダーの不平等という大きな問題が明るみに出た」と報じられています。
イギリス「ガーディアン」
「83歳の麻生元総理、女性外相に数々の侮辱」という見だしがついた記事が報道されました。
記事内容:
Yahoo newsより
麻生副総裁が上川外相の外見について「そんなに美しい方とは言わんけれども」などと述べた後、その政治的手腕について「不自然な形で褒めたたえた」などと報道。麻生副総裁が上川外相に関する一連の発言のなかで、「中年女性に対して広く使われる言葉で、悪口と捉える人もいる“おばさん”(同紙)」という言葉を使った、名前の読みを間違えた、誤って日本初の女性外相と伝えた
麻生副総裁について「知識不足の見解の持ち主」と紹介もされていました。
麻生太郎氏についての紹介
「そのファッションセンスとあらゆる集団について知識不足の見解の持ち主として知られる」
・2018年の財務省幹部のセクハラ問題をめぐって「セクハラ罪っていう罪はない」など過去の失言を列挙
・高齢者やアルツハイマー病患者、子供を持たないことを選択した女性らを「侮辱してきた」と記す
海外からの評価は相当低いですね。
ファッションセンスも言われちゃってますね・・・
発言に批判集まる!
麻生氏の発言は、「ルッキズム(外見至上主義)」として問題視されています。
俳優・黒沢年雄さんがブログで苦言を発信
麻生さん…貴方は悪人ではないが偉い人でもない…財閥出身で、大金持ちの苦労を知らないおぼっちゃま!
それに比べ…話題騒然になりそうな,上川陽子外務大臣…女史は他の政治家と比べてハーバード大学院を出ている抜きん出た本物中の本物の素晴らしい政治家である。
その方を…カミムラと間違え,挙句におばさんはないでしょう!
僕は政治家の上川女史は、総理大臣の器だと前から思っているし…女史の選挙応援に行きたいくらい唯一の素晴らしい政治家だと見抜いている。
僕から見たら…政治家としても,人間としても,麻生太郎氏より格上だと思う。
国民はそれを見抜いていますぞ!
麻生氏は悪い人ではない、育ちのいい可愛い人!
麻生氏は喋らず騒がず…ニコニコしてれば大物に見える…そこで怒ったら…ガキ…笑って聞き流したら大人…わからねーだろうな(笑)
頼みますぞ…麻生様…
黒沢年雄 Amebaより
ニューステレビ番組からの批判
国際政治学者の三浦瑠麗氏の分析
「上川陽子さんは男性議員のフォロワーシップがあり、外相になってからの振る舞いを見ても(健全な)野心が窺える。麻生氏発言は彼女を推すため、身内的に『下げて』みせて『オレたち男からみても大したタマだよ』と言いたかったんだろう。相当失礼だけど。麻生さん綺麗な記者にフラフラしないので有名」
「そういう意味で言えば、麻生氏は本当のボーイズクラブ。でも、女性記者に飲み会で囲まれたり意味なくちやほやされるのが嫌いで、頭のいい女性をリスペクトするのが麻生流。舌禍はある人だけれど、そういうところもフェアに見ておいた方がいいと思う。口ではいいことを言って飲み会で触る人と比べると」
野党からの批判も多く見受けられます
(想定内)
国民は冷静な意見
野党はすぐに噛みつきますが、国民は意外と冷静かもしれませんね。
麻生太郎の家系図はこちら>>