元総理大臣・森喜朗は今だに影のドンとして健在ですが、森家の家系図を図解入りでまとめました。後継者だった息子は酒気帯び運転で逮捕され46歳で逝去されました。娘婿は起業家で成功した藤本真佐さんで現在癌闘病中です。
森喜朗の家系図・家族構成は?
森喜朗氏は失言が多い元首相として有名ですが、そもそも森喜朗さんの家族ってどんな家系なのか?
森家は、江戸時代、加賀藩の石川県能美郡根上村(のち根上町、現在の能美市)で庄屋を務めた旧家でした。
祖父・父の時代から根上村の村長・町長を務め、石川県政の重鎮として影響力があったそうです。
森喜朗さんは、妻、長男、長女の4人家族でしたが、長男は若くして亡くなっています。
娘婿以外、男性はみんな顔が似ていますね。
顔の大きさと輪郭が・・・
森喜朗
御年86歳で今なお政界に影響力を及ぼしている森喜朗さんですが、
現在は超高級介護施設・老人ホームに妻と暮らしているようです。
若い頃はラグビー部で活躍していたラガーマンだったそうで、政界入りもスポーツ振興などに積極的に関与し、総理大臣にもなりました。
名前:森喜朗(もり よしろう)
生年月日:1937年7月14日
学歴:金沢二水高校・早稲田大学商学部卒
元内閣総理大臣・衆議院議員
衆議院議員14回当選・在任期間:1969年12月28日 ~2012年11月16日
総理大臣在任期間:2000年4月5日 ~2001年4月26日
高校時代:ラグビー部主将
大学時代:ラグビー部に入部するが体調を壊し断念・雄弁会(弁論部)に在籍
- 1960年:産経新聞社入社(〜1962年)
- 1963年:今松治郎衆議院議員秘書(〜1967年)
- 1969年:第32回衆議院議員総選挙に旧石川1区に出馬し、初当選
- 1977年:福田赳夫内閣・内閣官房副長官
- 1983年:第2次中曽根内閣・文部大臣に初入閣(〜1984年)
- 1993年:村山内閣・自由民主党幹事長(〜1995年)
- 1998年:小渕内閣・自由民主党幹事長(〜2000年)
- 2000年4月:第85-86代内閣総理大臣(〜2001年4月)
- 2012年7月:第46回衆議院議員総選挙に出馬せず引退
1977年、福田赳夫内閣の改造人事で官房副長官の森喜朗
2000年内閣総理大臣の時の写真
森喜朗さんが首相の時(2000年)の智恵子夫人と↓
森総理時代には失言がかなり多く、批判も多かったようで、内閣支持率が8%まで低下したそうです。
森政権後には、小泉政権が誕生します。
政界引退後は、東京オリンピック組織委員会の会長就任しましたが、女性蔑視発言で辞任しました。
現在もまだまだ現役で数々の名誉職を務めています。
- 日本ラグビーフットボール協会名誉会長
- 日本トップリーグ連携機構名誉会長
- 日本スポーツ協会最高顧問
- 全国経理教育協会名誉会長
- 日本水フォーラム会長
- アジア・太平洋水フォーラム会長
86歳の今でもこんなに名誉職を務めるとは・・・お元気ですね。
ラグビー関連はワールドカップ以降も名誉会長職を続けていますね。
2011年ラグビーワールドカップ日本招致委員会発足記者会見↓
最近はこんな感じ↓
車椅子で高級ホテルの会食へ向かう姿↓(2024年1月)
車椅子で会食に出向くとは元気ですね・・・
森喜朗元首相が暮らしている老人ホームについてはこちら>>
妻
森喜朗さんと妻・森智恵子さんは早稲田大学の同級生だったそうです。
出会い:早稲田大学のサークル「国際学友会」で知り合う
当時、智恵子さんは水泳をしていて肌が真っ黒だったそうで、留学生と間違えたそうです。
2年の交際を経て1961年11月に結婚し、一男一女をもうけます。
- 名前:森智恵子(もりちえこ)
旧姓:牧 - 生年月日:1937年1月24日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 学歴:早稲田大学教育学部
- 卒業後、日本出版貿易勤務
- 1961年11月:森喜朗と結婚
- 著書:「わが夫・森喜朗」
九州・沖縄サミットに参加した森智恵子夫人(中央)↓
奥様は同じ早稲田出身で、頭が切れそうな素敵な方ですね。
息子・森祐喜
森喜朗さんの長男・森祐喜さんは、享年46歳で逝去されています。
- 名前:森 祐喜(もり・ゆうき)
- 生年月日:1964年10月15日
- 没年月日:2011年7月25日(享年46歳)
- 学歴:玉川学園高等部卒業、東海大学教養学部中退
- 森喜朗元首相の秘書、石川県議員
当選回数:2回リスト
2000年(36歳)から父・森喜朗さんの公設秘書として働いていましたが、2006年に石川県議会議員になりました。
しかし、その後自らの不祥事で議員辞職しています。
逮捕
2010年8月、飲酒運転で事故をおこし逮捕され、県議会議員を辞職します。
死去(享年46歳)
2010年10月、自宅で倒れ、心拍停止状態に陥り入院しましたが、一命は取り留めたそうです。
しかし、2011年5月頃より体調を崩して入院。
2011年7月25日、入院先の病院で急性膵炎による多臓器不全のため死去されました。
黒い噂
森喜朗さんの長男・森祐喜さんは押尾学事件と関係していたのではと噂されています。
押尾学事件とは?
2009年、押尾学が合成麻薬MDMAを服用したとして同年8月3日に麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕される事件が発生した
その際、六本木ヒルズのマンションの部屋で押尾と一緒にMDMAを使用したホステスの女性が全裸で死亡していた
押尾学は懲役1年6ヵ月・執行猶予5年の判決となる
生前は結婚されていたようですが、離婚していたとも言われています。
妻はミキさんという女性で、娘が一人いたようです。
なんだか闇が深そうですが・・・
世襲議員だから、と言われそうな噂ですね。
娘・陽子
森喜朗さんの娘は、長男の3歳年下で1967年生まれの陽子さんです。
- 藤本陽子(旧姓:森)
- 1967年生まれ
- 青山学院大学卒業
- 三井物産に入社
- 25歳で結婚し退職
- 娘一人
陽子さんの娘(森喜朗さんの孫)は早稲田実業学校出身のようです。
娘婿:藤本真佐
陽子さんの夫は藤本真佐さんとは青山学院の同級生です。
森喜朗さんの娘婿ですね。
- 藤本真佐(ふじもと しんすけ)
- 1967年生まれ
- 出身:千葉県船橋市
- 学歴:青山学院大学経営学部
- デジタルハリウッド・ツタヤオンラインなどを創業
- 2019年:癌のため舌と喉頭を全摘出(第3級身体障害者)
現在経過監査中 - デジタルハリウッドに勤務する傍ら無農薬・無化学肥料による農業開始
- 趣味:ヨット、ハンティング、釣り、乗馬、映画等(飛行機とダイビングは停止)
藤本さんは学生時代に企業したベンチャー起業家です。
青山学院大学経営学部在学中にマーケティング会社を起業し、デジタルハリウッド設立に参画
・1994年:株式会社アイ・エム・ジェイを創業、社長に就任
・1999年:株式会社ツタヤオンラインを設立し、社長に就任
・2002年:デジタルハリウッドに復帰し、社長兼CEOに就任
・2011年7月、株式会社Platform ID 取締役
藤本さんは、2018年に中咽頭癌(ステージ4A)と診断され、2019年に舌と喉頭を全摘出を全摘出されたようです。
しかし、ご自身の癌との闘いを通じて、「舌と喉頭を摘出した人の生活術」についてのnoteに綴り、同じ病気を持つ方々を励ましています。
起業家精神のある方なので、癌と闘いながらも新しいことにチャレンジされているようですね。
父親:森 茂喜
森喜朗さんの父親は、元軍人(陸軍中佐)で政治家の森 茂喜さんです。
1937年の森家の写真
左から父・森茂喜、祖父・森喜平(膝の上は娘・智子)、母・森薫(膝の上は息子・森喜朗)
- 森 茂喜(もりしげき)
- 生年月日:1910年3月27日
- 没年日:1989年11月19日(享年79歳)
- 石川県能美郡根上村出身
- 早稲田大学専門部法律科
ラグビー部の中心選手 - 大学卒業後、京都市役所で勤務
- 戦後、1947年に復員後は根上町議会議員選挙に出馬し初当選
- 1953年から根上町長となり、1985年まで9期連続務める
森 茂喜さんは、人格者として広く知られ、町民との対話の際には常に正座をしていたことから、「おぶつけ町長」として親しまれていました。彼の座右の銘は「滅私奉公」でした。
また、仕事の傍ら、第四高等学校(現在の金沢大学)でラグビーの指導を行い、石川県ラグビー協会の会長なども務めました。
母:森薫
森喜朗さんの母は森薫さんです。
祖父:森喜平
森喜朗さんの父方の祖父は、石川県政で長く活躍した森喜平さんです。
- 森 喜平(もり きへい)
- 1875年生まれ
- 没年:1969年2月22日(享年94歳)
- 石川県能美郡根上村の庄屋を務めた旧家に生まれる
- 1917年:根室村長に就任(28年間)
- 戦後は公職追放となる
森 喜平さんは、28年にわたり村政、町政を預かり、村民(町民)の生活水準向上に大きく貢献したそうです。
姉:智子
森喜朗さんの姉の智子さん。
夫は、谷本木材社長、ダスキン北陸社長を歴任した谷本大さんです。
弟:森紀喜
森喜朗さんの4歳年下の弟は、森紀喜さんです。
紀喜さんは、地元の石川県能美市で医師(外科医)をしていたそうで、現在は、社会福祉法人喜峰会理事長です。
長女の夫:岡田直樹さん
森紀喜さんの長女の夫が、自民党・衆議院議員の岡田直樹さんです。
森喜朗さんからは姪の夫となります。
また、岡田直樹さんの父親は、北國新聞社代表取締役元会長で金沢学院大学元理事長の岡田 尚壮(おかだ なおつよ)さんです。
- 名前:岡田直樹(おかだ なおき)
- 生年月日:1962年6月9日
- 出身地:石川県金沢市
- 学歴:東京大学文学部中国哲学科、同法学部第3類(政治コース)に学士入学
- 前職:北國新聞社、「金沢政策フォーラム」を設立
- 2002年:石川県議会議員の金沢市選挙区の補欠選挙に自由民主党公認で立候補し、初当選
- 2004年7月、第20回参議院議員通常選挙に石川県選挙区から自民党公認で立候補し、初当選
- 2022年7月、参院選で4選。同年8月10日第2次岸田第1次改造内閣で内閣府特命担当大臣に初入閣
森喜朗さんの直接の地盤ではないようですが、石川県ということで森喜朗氏の後ろ盾がありそうですね。
まとめ
森喜朗氏の家族構成をまとめました。
政治家の家系だと分かりましたが、娘の旦那様は起業家で政治色がない方です。
・森喜朗(元内閣総理大臣)
・父親:森 茂喜(政治家)
・祖父:森喜平(政治家)
・息子:森祐喜(政治家)・・辞任(死亡)
・娘婿:起業家
・姪の夫:岡田直樹(現・参議院議員)
最後までご覧いただきましてありがとうございました。